生活に必要な電気を手掛けられる喜び
Q:電気工事という仕事のやりがいを教えてください。
森:私は電気工事士として、住宅の屋内配線工事や家庭用業務用エアコン設置、太陽光発電システムの施工を行っています。電気を使うことは当たり前となり、街の人が生活する居住空間のなかの必要な電気を手掛けられることにやりがいを感じています。運転中に、よく妻に「あの建物は俺が担当させてもらったとばい」と言うことがありますが、私が担当させていただいた明かりのもとで、お客様が快適に過ごしている様子を見ることが楽しみでもあります。夫婦で地域のことを考える
Q:奥さまはどのようなサポートをされているのですか?
森:妻は経理を担当してもらっていますが、お客様とのコミュニケーションのいろはも教えてくれます。妻は、カーステレオの卸売会社やデイサービスの立ち上げに携わり、メーカーや行政とのやり取りの経験も豊富で、コミュニケーション能力に優れています。私がお客様とのやり取りで不安なところがあり、妻に相談すると、「こういう言い方をしたら伝わるよ」とアドバイスをくれることもあり、とても頼りにしています。トータルサポートを目指しています
Q:株式会社あずみ電工の強みは何ですか?
森:個人経営の電工なので、お客様に寄り添い、地域密着型というところが強みです。私は、家を建てるときに使う建材(壁材や屋根材など)を扱う会社で働いていた経験があるため、電気施工以外にも、住宅についてアドバイスできることが大きな強みです。以前、一緒に仕事をしていた大工さんに、「この材料は何々ですよね。いい材料ですよね」とお話したところ、「何で知っとると?じゃあ、この壁に、この材木はどう思うね?」と、大工さんから相談を受けたこともあります。電気工事士のみの経歴ではなく、建材屋で培われた知識もあるからこそ、住宅に関して幅広いアドバイスをさせていただいています。電気工事をしているときに、壁や床などの異常が分かると、お客様にお伝えし、大工さんの紹介や、材料の提案もさせていただいており、ただの電気工事屋さんではなく、住宅のことなら何でも頼ってもらえる電気工事士を目指しています。>>次ページ